有酸素運動から帰ってきたら、ぜひストレッチもしてみましょう。

特にふくらはぎと太ももの裏の筋肉を伸ばすことが大切です。

ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」と呼ばれており

上肢から下肢に送られてきた血液や水分は

ふくらはぎの筋肉が伸びたり縮んだりすることで

ポンプの役割を果たし、上肢に送り返されます。

このポンプの力が弱くなると下肢に血液と水分が滞り

むくみやすくなったり、下半身がだるくなったりします。

太ももの裏の筋肉は、ふくらはぎの筋肉とつながっているので

一緒に伸ばしておきましょう。

これらの筋肉はウォーキングや階段など日常生活で使ってはいるものの

伸ばすことをしておらず針金のようにかたい筋肉になっていることも少なくありません。

バネのように伸び縮みする使いやすい筋肉に常にしておくことは

疲れを取ることにもつながります。

「ふくらはぎのストレッチ」
①壁に両手をつき、片足を後ろに下げて床にかかとをつけます。
壁を両手で押しながら前の足の膝を曲げ、徐々に体重を前に

移動させて後ろの足のふくらはぎを伸ばします。

②両足を伸ばして座ります。
手は使わずに片足ずつ、つま先を手前に引き5秒キープ。
片足ずつを両足10回ずつおこないます。

「太もも裏のストレッチ」
①開脚して座ります。
片足を手前に曲げ、伸ばしている足のつま先を立てます。
立てたつま先を持って体をその方向に倒していきます。

②仰向けで寝ます。
片足のひざにスポーツタオルをかけ、両端をそれぞれ手で持ち

顔のほうへ引っ張り、もも裏の筋肉を伸ばします。
タオルをかけている足のつま先は立てます。

多くの人が運動の後に、爽快感や達成感などの心地よさを

感じた経験があるのではないでしょうか。

正しい呼吸をしながら有酸素運動を継続することにより

状態不安や抑うつ症状の軽減、精神的リラックス効果

などの心理的効果も得ることができます。

深い呼吸と適度な有酸素運動、ゆっくりストレッチは

私たちの脳や心と密接な関係があります。

疲れているときは呼吸が短く浅くなり

なんとなく家でゴロゴロと寝ていたい気分になります。

ですが、疲労回復のために、多少辛くても深い呼吸を

しながらあえて体を動かしてみましょう。

きっと爽快な感覚を得ることができ、次第に疲れ知らずの

豊かな人生を送ることができるでしょう!

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